玄関に向かう途中にある、広めの一角。結構広いスペースなのに、古いブロックと低い境界フェンスで仕切られ、ほとんど利用されていませんでした。

突き当たり部分の敷地内の古いブロックは解体し、新しく積み直しました。

積み直したブロック上と、隣地側ブロックの手前は独立基礎にして、樹脂製の目隠しフェンスの設置が完了。
次はレンガ舗装の下地を作るため、余分な土を撤去します。

レンガは、色や大きさがバラバラの、アンティークレンガを揃えました。角が取れていたり、古いモルタルが白く固まっているのがアンティークの特徴です。

土を撤去したあとに、舗装のための基礎作り。砕石を入れて、下地をつくります。

敷き詰めた砕石に転圧をかけています。これは、レンガが沈んで舗装面が歪まないようにするための工程です。

形や厚みが不揃いなレンガやコンクリート枕木を、仕上りの高さに合わせ、形を組み合わせながら設置します。パターン化していない、偶然できた模様が楽しめます。

レンガの敷き詰めが完了、目地を入れる前の状態です。この状態で仕上げる場合もあるのですが、

今回は、赤レンガ風のカラーモルタルを使用して、目地を仕上げました。

最後にフェンスの足元に植栽を加えました。緑が加わると、柔らかい雰囲気に変わります。

以前は、ほとんど使用されていない状態のお庭が、

白いフェンスと個性的なレンガで、明るく落ち着いた空間になりました。
植栽の緑にも癒されます。

ベンチや小物を飾って、眺めて楽しむ場所としてもいいと思います。

更に、駐車場の無機質な階段には、

イタウバを貼って、ウッディーな階段に模様替えしました。

玄関まで続く長い駐車場も、素敵なアプローチになりました。