実庭がご提案するウッドデッキやウッドフェンスでは、かなりの確率で、イタウバを使っています。
イタウバはブラジル産の広葉樹で、普通の木材と比べて非常に硬くて重い、ハードウッドのひとつです。
耐久性は、無塗装で使用しても20年~30年は十分もつ、と言われています。
色は、紫外線の影響により、黄色→茶色→こげ茶→グレーと変化していきます。
カットしたばかりの切り口は、鮮やかな黄色をしていますが、イタウバは日焼けが早いので、この色が見られるのは工事中だけ、と言ってもよいかもしれません。
イタウバで特徴的なのが、とら目模様の木目です。
全てではなく、材料の何割かに、とら目のある材が混ざっているので、偶然できた木目の表情が楽しめたりします。
左の写真は、フェンスの一部に、とら目が出た施工写真です。
もう一つの特徴は、「燃えにくい」ということ。これは大工さんから聞いた話ですが、燃やそうと思っても、全く火が付かないとのこと。詳しいデータはありませんが、木は燃える、という概念からは外れているようです。
最後に、イタウバだけではなく木材全般の話ですが、木はひび割れします。
それは、自然に乾燥して木の中の水分が抜けて、木が収縮するからなのですが、これによって強度が落ちるのではなく、逆にしっかり引き締まり、強くなっている証しです。
木は、考えられている以上に、強く優れた素材だと思います。日常の生活に、ぜひ天然木を取り入れてみていただければと思います。
田中
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