【施工】2013年 7月 【施工日数】約10日
【使用した材】イタウバ・マルキルックス990・ジューンベリー・ブルーベリー・みかも石、他
既存のアルミフェンスや茂りすぎた樹木を撤去し、イタウバのウッドデッキとウッドフェンス・オーニングを設置しました。ワンちゃんがのびのびと過ごせる素敵なお庭に大変身です。
ワンちゃんが自由に動けるスペースを造りたい、とのご要望をもとに、まずは建物の近くまで伸びている樹木を撤去することから工事スタートです。
マキやツツジを次々と撤去、隠れていた敷地全体の形が見えてきました。
建物際のコンクリート土間も撤去します。
これで目いっぱいスペースが広がりました。
駐車場の上は土間になっています。このスペースにウッドデッキを設置するため、水勾配を少し補修しました。
準備工事はこれで完了。ウッドデッキを設置する準備が整いました。
そして木工事がスタート。
事前にプレカットした材料をクレーンで現場入れ。
高さのある敷地に慎重に搬入します。
仕口加工を施したイタウバ材です。この加工によって現場に入ってからの工事のスピードがぐんとアップします。
既存のアルミフェンスを撤去し、新しく作るウッドフェンスの土台を設置しているところです。90mm角のイタウバをコンクリートブロックにアンカーで固定していきます。
同時にウッドデッキの骨組みも設置が進みます。敷地が少し斜めになっているのですが、それぞれその場で加工し、端までぴったりと収まりました。
角材が組みあがってくると全体の形が見えてきますね。
床を貼るための下地造り。30cm間隔の根太材がデッキの床を支えます。
イタウバ材は独特のムラのある木目が特徴です。施工性が良いのと強度の高さから、とてもおすすめのデッキ材です。
続いてウッドフェンスを次々と取り付けていきます。フェンスは場所によって3段階に高さを変えて設置。基本的にワンちゃんが外に出ない高さで設定しました。
斜めになっている敷地の角部分も、角度を合わせてきれいに設置されました。
土台の接合部分は在来軸組工法の継ぎ手の手法で角材同士をつなげています。
高度な技術を持つ職人さんだから出来る木工事です。こういった基礎工事により高い耐久性を持つウッドデッキやウッドフェンスが仕上がっています。
立水栓にはワンちゃん用シャワーも設置しました。
ワンちゃんがリード無しで自由に動けるよう、ウッドデッキと玄関の手前2か所に門扉を設置しました。
ステップも設置しウッドデッキとウッドフェンスが完成!
お部屋と外の段差もウッドデッキで解消されて、リビングから外に出やすくなったと思います。
続いては造園工事。樹木を撤去して広くなったスペースには芝生を貼りました。
そして新たにジューンベリーとブルーベリー、下草などを植え込み、緑も楽しめるお庭に仕上がりました。実をつける木を選ばれたのは、鳥を呼ぶためとのお話でした。来年の実がなるのが楽しみですね。
続いて、ウッドデッキに影ができるようオーニングを取り付けます。
建物の梁にベースプレートをしっかりと固定。
本体を取り付けて角度を調整します。
ドイツ・マルキルックス社製のとても丈夫なオーニング。遮光性がとても高いので、デッキはもちろん、リビングも快適に過ごせるようになったそうです。
ウッドフェンスでつながった玄関部分も統一感を持たせるためにリフォームしました。
これは以前の状態です。
まずは不要となるブロックやフェンスなどを撤去。
白御影のピンコロ石で新しく花壇を造りました。門柱はフェンスと同じイタウバの角材を使用し、統一感のあるオープン外構に仕上がりました。
赤いポストが可愛いですね。
足元には少し緑を添えました。
「お?なかなかいいデッキだな~」
「気に入ったワン!」
と、言ってくれてるかどうかはわかりませんが、長く安心して使っていただけるデッキとフェンスに仕上がったと思います。
お向かいの緑を借景に、リビングからの眺めもとても素敵です。
木で囲まれた優しい雰囲気のお庭と外構に仕上がりました。