【施工】2015年 12月 【施工日数】14日
【使用した材】イタウバ・赤レンガ
ウッドデッキとウッドフェンスを中心としたガーデンリフォーム工事です。長年使えていなかったお庭がご家族で楽しめるお庭に生まれ変わりました。
お庭の中もスギナやドクダミなど、少しやっかいな雑草に覆われていました。
まずはお庭をリセットするため、不要になった樹木や生垣を撤去していきます。
スギナなどの地下茎で増える雑草は薬剤を使用しないと除ききれないため、除草剤ラウンドアップを家の周り全体に散布しました。
枯れた雑草や樹木の根を重機を使用し撤去していきます。
お庭が一気に広くなりましたね。
一部枯れかけていた生垣も撤去。
工事の準備が整いました。
最初は余分な土を出していきます。
配管などに気をつけながら慎重に掘削を進めます。
お庭の方はまずは家庭菜園用の花壇作りから。
花壇を囲むようにレンガの通路も作りました。
お庭の中心に唐突にあるようですが、花壇に沿ってデッキがうまく入ってくる予定です。
続いて木工事の着工です。
ウッドフェンスの柱を一気に搬入。
建物を囲うように設置するため、全長30mを超えたフェンスになります。
柱の位置を確認しながら埋め込む穴を掘っているところです。
柱を並べて高さを出していきます。
面材は事前にプレカットして現場ではめ込むだけの状態で運ばれてきました。
3人掛かりで組み上げていきます。
だいぶお庭が囲まれてきました。
視線の気になる道路側のフェンスは地面すれすれまで、お隣との境界側は下の方を空けて風を通すようにしています。
目隠しの必要のない部分は低い手すりのようなデザインにしました。
お庭への入口には同じくイタウバのドアを設置。
これでお庭全体がしっかりと囲まれました。
ウッドフェンスが仕上がったら次はデッキ工事のスタートです。
電線とフェンスとのすき間から材を入れています。
慎重に慎重に…。
最初に作ってあったレンガ花壇からリビングをつなぐようにデッキを設置します。
大引きが組みあがって形が見えてきました。
和室の前はお布団を干せるよう手すり付きの縁側風デッキにしました。
デッキ完成!
花壇と建物がウッドデッキできれいにつながりました。
ウッドデッキからの眺めです。
思い出のあるサルスベリの木だけ残してあとの樹木は撤去となりましたが、遠くの緑がうまく視線に入ってなかなかよい眺めですね。
低いフェンスは背もたれ兼簡易ベンチです。
デッキと同じイタウバの立水栓。
草花への水やりやお子様の運動靴洗いなど、
デッキにあるとかなり便利だと思います。
洗濯物も干せるように物干し金物も設置しました。
今回の目隠しフェンスのすき間は20mmに設定しています。
完全に隠してしまうと防犯上少し心配、視線は合わないけど気配を感じる、くらいがちょうどいいですね。
最後の仕上げは樹木の植え込みです。
シンボルツリーとしてドラセナニオイシュロランを植え込みました。低くしたフェンス手前にはマホニアコンフーサを。
お庭にはスモークツリーやシマトネリコ、コルジリネなどが入りました。また新しく育っていくのが楽しみです。
彩りのある下草を足して工事が全て完了です。
当初お伺いした際に、カーテンを開けてお庭を見るのが嫌だ、と話されていたことが印象に残っていましたが、完成後はそのようなストレスも無くなられたのではないかと思います。
デッキもこれだけ広いと色んな使いみちがありそうで、これからの暮らしが楽しみですね。
外から見た印象もずいぶん変わりました。
イタウバの縦貼りのフェンスが建物によく似合っていると思います。
この度はありがとうございました。