【施工】2013年2月 【施工日数】18日
【使用した材】みかも石 SBIC桂林 モミジ ヤマボウシ ブルーベリー ユズ 他
樹木や自然素材をたくさん取り入れて、四季折々の表情を楽しめる緑豊かなお庭に仕上がりました。樹木の緑や草花の彩りで、家の表情もとても豊かになりました。
現地調査時の様子です。
とても広いお庭なので、使用目的やゾーニングをしっかり考えるところから計画がスタートしました。
まず最初に既存のウッドデッキをリビングの前まで延長しました。
出幅80cmほどの縁側ですが、少し付け足すだけでお庭に出やすくなったと思います。
庭仕事のあいまに少し腰かけたり、草花を眺めたり、とても機能的な縁側スペース。
窓の掃除も楽になりますね。
新しい庭の配置に合わせてみかんの木を移植します。
移植後は根が動かないように、がっちりと支柱で固定します。移植後数年は実が成らないことが多いのですが、しっかり根付いて、また以前のようにたくさんのみかんが収穫できる日が楽しみですね。
お庭の中心には新しくヤマボウシを植え込みました。和室前にはモミジを配置。それぞれ4m前後の樹高でとても立派です。とても広いお庭なので、これくらいの大きさでもバランスが取れています。
シンボルツリーの配置が固まったところで、本格的な土工事がスタート。
不要な土を出しているところです。
樹木の株元や花壇スペースの見切りにはみかも石を使用しました。単調にならないようバランスを考えて配置。職人さんのセンスでかっこよく並びました。
メインの通路となる部分は乱石で舗装しました。目地をあえて低くして、なるべく自然に見えるよう工夫しています。目地に影が出るので、石本来の表情が楽しめる仕上がりです。
目地材に少し色粉を混ぜて、より自然な印象の乱石舗装になりました。
工事も終盤、きれいに整地してから芝を貼っていきます。
肥料入りの目土をたっぷりかけて完成。
花壇にはドウダンツツジ、ブルーベリー、ユズなどの中低木と、たくさんの下草類を植え込んでいます。
みかも石のすき間にも色とりどりの下草をプラス。淋しくなりがちな株元がとても華やかな印象になりました。
玄関前のスペースもメインのお庭と同様、自然石と下草をたくさん配置。統一感のある雰囲気です。
ちょっとしたスペースにも緑をプラス。
お庭の1/3ほどの面積を家庭菜園用に確保。枕木でスペースを仕切って使いやすい菜園になりました。
土のままだった家の裏通路は砂利敷きに。土埃もこれで解消です。
2か月後に伺ったら芝生がきれいな緑色になっていて見違えました!草花もしっかり根付いたようで、それぞれ大きく成長し、明るい花色が自然石の花壇の中でとても映えています。
比較的手がかからない宿根草や多年草を選んで植え込んでいますので、あまり気を遣わずに長く楽しんでいただける自然な印象の花壇になったと思います。
春の芽吹きや秋の紅葉など、季節の移ろいを身近に感じることの出来る、とても素敵なお庭が完成しました。