【施工】2013年5月 【施工日数】1日
【使用した材】タカショーeバンブー建仁寺垣 和良石 ハイゴケ 黒那智石 ナンテン マホニアコンフーサ ギボウシ シダ 他
和室に面した通路を坪庭として活用します。耐久性の高い人工木の竹垣と2種類のナンテンをメインに配置、風情のある落ち着いた雰囲気の坪庭に仕上がりました。
施工前の様子。和室の窓に面したスペースはほんのわずかです。
窓からの景色を良くすることと、外部からの目隠し、そして通路としても使えるようなスペースに造り変えます。
まずは坪庭の背景となる建仁寺垣を設置します。耐久性の高い人工木の建仁寺垣を使用しました。
昔ながらのオーソドックスなデザインの竹垣ですね。
竹垣の柱をしっかりと固定した後、内側に入る植栽や踏み石をバランスを見ながら配置し、固定していきます。
少し高めに設置した踏み石に、L字金物が向かい合って取り付けてあります。
これは何かといいますと…。
焼き物の照明が倒れないようにと、職人さんが急きょ設置してくれた金具でした。
これで強い風が吹いても大丈夫!
この照明はタカショーのローボルト照明、「月橋」です。センサー機能のついたトランスを設置しているので暗くなったら自動点灯します。趣のある明りで周囲をやわらかく照らしてくれます。
グランドカバーには、半日蔭でも大丈夫で乾燥に強い「ハイゴケ」を使用しました。
苔には色々な種類があるのですが、設置場所に適したものを選択することが大切です。
ギボウシやシダ、タマリュウなどの下草の株元には和良石を添えています。
踏み石や植物の彩りが映えるよう、那智石を敷き詰めて完成です。
とても小さなスペースですが、和にこだわった素材を集めて、風情のある坪庭に仕上がりました。
何も見えなかった和室からの眺めが…、
四季折々の表情が楽しめる、素敵な眺めに生まれ変わりました。