【施工】2013年3月 【施工日数】1日 【使用した材】ウリン ヘンリーツタ
夏の厳しい西日を遮るウリンのパーゴラを設置しました。夏は木陰をつくり、冬は日差しが部屋に入るよう、落葉のつる性植物を誘引します。
まずは柱を埋め込むため、既存の土間を四角くカットしました。土の部分を広めに取り、柱の周囲に植物が入るようにしてあります。
4本ある柱のうち2本は地中深く埋め込んでモルタルで固定します。60~70cmほど埋め込んでいます。
残る2本は土間に土台の角材を横に置き、アンカーでしっかり固定。柱との接続は仕口加工を施してつないでいます。
柱と柱をつなぐケタが乗りました。土間としっかり固定しているので、手を離しても大丈夫です。
垂木を差し込む切り込みです。事前に加工を済ませておくことで現場の作業効率がアップします。
垂木もこの通り、寸法通り仕上げて現場入れします。
ウリン材を使用しているので細かな加工でも強度は十分。
両端の垂木を固定し、ここで水平垂直を確認。形が決まったところで埋め込んだ柱をコンクリートで固めてしまいます。
高さは窓のサッシの少し上にしました。建物の外壁塗装のメンテナンスも考慮し、スペースを開けて設置しています。
横方向のブレ止めで斜めにほおづえを入れました。
あっという間に完成!ここまで4~5時間です。
9cm角の角材を使用しているので、全体がとても頑丈な印象です。
通りから眺めても素敵です!
植木屋さんの勧めで「ヘンリーツタ」を誘引させることになりました。秋にはきれいに紅葉し、冬は葉を落とす、素敵なつる性植物です。
ヘンリーツタが涼しげな木陰を作ってくれる日が楽しみですね。
F様のお宅では今回のパーゴラの他、ウッドデッキやウッドフェンスなど、使用する材をウリン材で統一して庭造りを進めて来ました。
工事はこれで全て完了。お庭全体がとても統一感のある、温もりを感じるスペースに生まれ変わりました。